あらすじ_22_06

管理職が再び集まり、地球政府からの現場規模縮小と技術員派遣の要請について検討を行い、議論の末要請を受け入れる事を決めた。
その後行政官が意見をとりまとめ、代表として政府に対して回答をした。要請を受け入れ不足している技術分野の支援のための5000人を派遣。
その他にも金銭面での協力、ただし、決済用の口座の制約に関しては反対意見を述べた。加えて、技術習得を目的としたレーザー発振基地の建設。
理沙の提案時の60基から大幅に縮小した、3基のみの建設プランであれば通るだろうとの予想も込めて、政府の反応を見る事にした。
現場の規模縮小を想定し、旅客、物流のサービス部門を中心とした人員の再配置を行った。生産設備については既に自動化が進んでいるが
人員シフト体制を見直し、乾いた雑巾を絞るような配置見直しを行った。宇宙船についても同様にサービス部門とオペレータの配置見直しを行った。
気がつけば、残る人員10000人すべてについて、宇宙船に全員収容可能である事がわかった。居住区と閉鎖リサイクルシステムをフルに活用する事で、
外部からの補給がなくとも半年は生存が可能で、その事は理沙が考えているプランを裏付け、さらに追い風となった。



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