あらすじ_22_15

会議室の皆を見渡して理沙はただ一言、覚悟について問いかけた。管理職は皆、特に口に出すことはなかったが目つきは真剣さを示していた。
3日後の会議で、同じメンバーが集まり、会議を始めようと行政官が口を開いたところで管理職の一人が挙手し、淡々と行政官の責任を問い、
次々に他の管理職も続けて問いかけた。慌てる行政官。理沙と直子は管理職が次々に問いかけるのをただ冷静に眺めていた。
怒りに震える行政官は理沙をにらみつけると現場の統制を厳しく指示したが、かえってその行動が管理職たちの反感を買い、
新しい行政官を選挙で選ぶことが提案され、行政官の反対を押し切り現場全員が参加する選挙で行政官が決められることが決まった。
行政官が会議室を出て行ったあと、理沙は管理職全員に、通常通りに業務を遂行し一切影響を出さないことを強く指示した。
管理職全員が会議室を出てゆき、残った理沙と直子と大佐。現場の反乱に加担しもう後戻りできないことを実感したが、覚悟を決めていた。
現場から新しい行政官が選出され、新しい時代を切り開いてくれることを願いつつ、3人は会議室を出て行った。



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