あらすじ_24_18

揚陸艦艦長は大統領から現場での全権限を与えられていた。とはいえ開戦は苦渋の決断。遥か離れた場所の理沙のことを想いつつ
作業プラットフォームEへのガイドレーザー照射指示を行い、発射のカウントダウンを続ける。そして大出力レーザー砲の発射。
作業プラットフォームEが被弾した通知が理沙のもとに届いた時、揚陸艦へのレーザー発射までの残り時間はわずかだった。
揚陸艦を狙いつつ、核ミサイルへのレーザー発射の残り時間も刻々と近づく。まだ宇宙船からの距離はかなり離れているのだが、
爆発による影響はかなりのものになる事が予想され、早急に始末してしまいたかった。中央制御室のオペレータの声に冷静さがなくなってくる。
揚陸艦の中央制御室でも、核ミサイルのタイマー解除時刻のことで焦っていた。揚陸艦への影響を抑えるためにはある程度の距離が必要で
敵味方双方がダメージを受けては全く意味がない。艦長はレーザー発振基地すべてに狙いを定め攻撃手段壊滅を優先させることにした。
理沙は艦長のことを知らなかったが、過去には接点があった。2人は士官学校時代に同じチームで苦労を乗り越えた仲間だった。



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