あらすじ_24_19
オペレーターのカウントダウン読み上げが続く。作戦テーブルの揚陸艦、核ミサイルの位置を注視しながら理沙は発射までの時間を待つ。
予想される核ミサイルの破壊危険エリアが宇宙船まであと少し。カウントダウンが残り1分を切る。揚陸艦が攻撃するのが先かこちらが先か。
レーザー発振基地が揚陸艦からのガイドレーザー照射を検知。残された時間は少ない。残り10秒前で理沙はレーザー発射を承認した。
カウントゼロ。なにも起こらない。理沙はオペレーターに確認を求める。異常個所はなく再度発射指示を行うもののシステムは反応しない。
核ミサイルの破壊危険エリアが宇宙船を取り込む。オペレーターのシステムチェックが進むが何も異常は見つからなかった、しかし操作に反応しない。
レーザー発振基地への攻撃はまだない。核ミサイルが宇宙船に最接近するまで残り数分。爆発の衝撃に備えるように理沙は指示する。
アラート音が中央制御室内に響き渡るが、揚陸艦からの攻撃はなかった。核ミサイル最接近時刻になったが爆発することはなかった。
核ミサイルはその後木星の重力に捉えられて大気圏へ突入した。理沙は何が起きたか理解できずまずは各セクションに状況報告を求めた。