建造プラン
宇宙船の建造プランについて説明します。
恒星間宇宙船プロトタイプは、自動増殖システム「Metal-Seed」を全面的に使用して建造されました。
元々は、太陽系内での兵員等輸送のために建造計画されたものですが、議会での反対もあり一旦計画は白紙に。
多額の予算を必要とすることが原因でしたが、太陽/地球L3に建造用のドックを建設するところまでは承認されました。
技術的なスタディのために、揚陸艦発展型プランが計画され、
実用化されたばかりの「Metal-Seed」の実験台として、当建造プランが実行されました。
以下に、宇宙船建造準備から建造開始、完成に至るまでのプランについて示します。
<事前準備> ●期間 2083年4月 ~ 2085年4月> ●実施概要 ・太陽/地球L3への小惑星(シリコン/金属系小惑星)の曳航 ・電力供給用インフラの構築(太陽光発電パネルモジュール、電力供給用パイプスペースモジュール) ・核融合燃料(ヘリウム3/重水素)貯蔵タンクの設置、輸送用タンカー接岸用プラットフォームの設置 ・完了後、「Metal-Seed」システムを小惑星内に設置し、起動 ※下に見える小さな船は、作業指揮を行う中型巡洋艦「ハドソン・ベイ」である |
建造用ドックの詳細については「太陽/地球L3宇宙船建造用ドック」もあわせて参照してください。
<Metal-Seed増殖> ●期間 2085年4月 ~ 2086年4月 ●実施概要 ・Metal-Seed増殖 1セット → 1,000,000セット ・小惑星内の掘削 ・電力供給はマイクロ波送電にて実施 |
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<建造プラント建設> ●期間 2086年4月 ~ 2086年10月 ●実施概要 ・部品製造用プラントの建設 ・作業エリアの掘削 ・建造ドックの掘削開始 |
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<宇宙船建造中/その1> ●期間 2086年11月 ~ 2088年9月 ●実施概要 ・部品製造用プラントの稼働開始 ・部品組み立て ・建造ドックの拡張 ・鉱山の掘削開始/鉱山の稼働 ※図は、2087年2月の状態 後部船体/核融合炉/推進システム建造中 |
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<宇宙船建造中/その2> ●期間 2086年11月 ~ 2088年9月 ●実施概要 ・部品製造用プラントの稼働 ・部品組み立て ・建造ドックの拡張 ・鉱山の稼働 ※図は、2087年8月の状態 居住区/中央部船体建造中 核融合炉/推進システム完成 |
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<宇宙船建造中/その3> ●期間 2086年11月 ~ 2088年9月 ●実施概要 ・部品製造用プラントの稼働 ・部品組み立て ・建造ドックの拡張/完成 ・鉱山の稼働 ※図は、2088年1月の状態 居住区完成 中央部船体建造中 後部船体外殻建造中 管理区画建造開始 |
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<宇宙船建造中/その4> ●期間 2086年11月 ~ 2088年9月 ●実施概要 ・部品製造用プラントの稼働 ・部品組み立て ・鉱山の稼働 ※図は、2088年6月の状態 後部船体完成 中央部船体完成 管理区画建造中 |
宇宙船は2088年9月に完成、核融合燃料を搭載後に公試運転もかねて2089年5月に木星へ向けて出発しました。