地球/月L4・L5スペースコロニー

2070年代になると、核融合推進システムを使用した宇宙船による大量の物資輸送手段が確立し、
人類の宇宙空間での居住を目的としたスペースコロニーの建設が始まりました。
2070年代に最初に作られたスペースコロニーの全体のイメージ図を以下に示します。

2070年代の地球上の人口は110億人を超えているものの、このスペースコロニーの収容人数は5万人。
そのため、地球上の人口問題/環境問題を解消するには程遠いもので、地球にはもう見切りをつけて一部の人だけで社会を継続するという、
人類生き残りの為に作ったというのが真の理由です。

全体のイメージ図
スペースコロニーの各コンポーネントについて説明します。

詳細は「
地球/月L4・L5スペースコロニー」もあわせて参照してください。


<電力供給/管理/生産/港湾区画>

●電力供給区画
  ・太陽電池パネル
  ・小型核融合炉、ヘリウム/水素タンク
  ・ラジエーターパネル

●管理区画
  ・中央制御室
  ・管理用設備

●生産区画
  ・食料生産施設
  ・水/空気/有機物リサイクルシステム

●港湾区画
  ・宇宙船発着設備
  ・旅客設備


<居住区画>
上は横から見た図、下は断面図

居住区画を挟むような形で、両端に管理/生産/港湾区画がある。両端の管理/生産/港湾区画を結ぶ形で移動用シャフトがあり、居住区画には移動用シャフトの途中駅がある。

移動用シャフトは、居住区画の断面図に示す通り円周の90度ごとに配置されている。

居住区画の中心には、照明設備があり地球同様に24時間周期で昼夜が訪れるよう調整されている。
地球/月についてのラグランジュ点と、各ラグランジュ点の利用状況について以下に説明します。

<地球/月L1>
地球中心から323,049km、月から61,350kmの場所
宇宙船の組み立て/発着用基地


参照:地球/月L1作業プラットフォーム

<地球/月L2>
月を挟んでL1と反対側、月から61,347kmの場所
宇宙船の組み立て/発着用基地、月の裏側の通信拠点


参照:地球/月L2作業ステーション

<地球/月L3>
地球を挟んで月の位置と180度反対側の場所
大重量構造物の組み立て/発着用基地


地球/月L3作業プラットフォーム ※作成中

<地球/月L4,L5>
地球及び月から等しい距離にあり、月の周回軌道前方60度がL4、後方がL5である
スペースコロニーおよび、L2の通信拠点との中継基地



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