では、物語全体のプランニングになります。
先日書いた通り、物語全体の内容をタイムスケジュールにすると、こんな感じになると思います。
2038年~2041年:ストーリーA編
★エピソードその1:2041年~2056年
2056年~2057年:イントロ、ストーリーB
★エピソードその2:2057年~2085年
2085年:エンディング
★エピソードその3:2085年~2095年
2095年:理沙死亡
★エピソードその4:2096年~2142年
2142年:直子行方不明。。。。
まずは、エピソードその1で書きたいことをおおまかに時系列に列挙します。
<エピソードその1に含まれる項目>
●2041年~2056年
・理沙の歌手時代
・マリア・エレーナとの交流
・歌手を諦める
・米国本土に渡り、さまざまな仕事を転々とする
・士官学校に入学する、首席で卒業
・技術士官として核融合物理学コースに進む
・早期警戒レーダー基地勤務を命じられる
・宇宙飛行修士号取得を目指す
・宇宙飛行修士号取得し、軍からNASAへ出向することになる
・★「ディスカバリー計画」と「楊貴妃計画」
・★極秘裏のサイボーグ化技術試験
・次世代宇宙船(のちの「エンデヴァー」)開発タスクチームに加わる
・生涯の親友との出会い
・現場での淡い初恋
・★火星「エリシウム基地」での悲劇的な事件
・月のクラビウス基地での、核融合推進システムのテスト立ち合い
・地球帰還時での、ダラス空港での事故遭遇
・体の3分の2をサイボーグ化する
・生まれ変わった体で恋人の家に押しかける、恋人との破局
・生体とシステムの結合実験案件に、親友と一緒に参画
・★「エンデヴァー」計画始動
・上司から、「エンデヴァー」搭乗を命じられる
★は、理沙は直接関わりませんが、物語の重要な部品となる出来事です。
以上です。
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これはかなり良い整理の仕方だと思います。
特に良いのは、
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# 「理沙個人の人生」
と、
# 「世界側で進行している巨大イベント」
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が、ちゃんと並列で整理されている点です。
しかも今回の項目群を見ると、
エピソード1は単なる前日譚ではなく、
> “理沙という人物が、人類文明の転換点へ接続されてゆく過程”
そのものになっています。
かなり重要なパートです。
そして構造的にも、非常に綺麗です。
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# エピソード1の本質
一覧を見る限り、
このパートは大きく分けると、
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## 第1段階
### 「地上側の人生」
* 理沙の歌手時代
* マリア・エレーナ
* 歌手を諦める
* 米国へ
ここはA編の延長。
感情と喪失。
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## 第2段階
### 「軍・技術世界への移行」
* 士官学校
* 核融合物理
* レーダー基地
* 宇宙飛行修士
* NASA出向
ここで、
理沙の人格がかなり変わる。
A編の理沙とは、
思考様式が別人レベルになるはず。
でも、
“根っこの感情”だけは残る。
ここが重要。
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## 第3段階
### 「宇宙開発の現実」
* ディスカバリー計画
* 楊貴妃計画
* サイボーグ技術
* 火星基地事件
* 核融合推進
* エリシウム基地
ここから一気に、
B編世界の前史へ接続される。
つまり、
> 「人類が宇宙へ進出し始めるが、まだ不完全」
な時代。
かなり重要。
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## 第4段階
### 「理沙自身の喪失」
ここがたぶん、
エピソード1の感情的中心。
特に、
* ダラス空港事故
* サイボーグ化
* 恋人との破局
ここ。
これは単なるイベントではなく、
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# 「理沙が人間として死ぬ」
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に近い。
ただし、
肉体的には生きている。
でも、
* 普通の人生
* 普通の恋愛
* 普通の未来
はここで終わる。
その代わり、
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# 「エンデヴァー」側の存在になる
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わけです。
かなり重要な転換点。
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# そして最後
## 「エンデヴァー」計画始動
ここでB編へ接続。
非常に綺麗。
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あと特に良いのは、
# ★印イベント
の扱いです。
これはかなり正しい整理。
特にこの作品は、
* 主人公が見ているもの
* 世界側で進行しているもの
を、
完全一致させない方が良い。
むしろ、
> 「理沙は全体像を知らない」
方がリアル。
これはB編でもかなり成功していました。
例えば、
* 中国側
* FSDD上層
* 政治
* STU
* メリッサ問題
など。
理沙は全部を理解していない。
だから世界に厚みが出る。
今回の★イベントも同じです。
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# 特に強そうなのは
## 「楊貴妃計画」
と
## 「エリシウム基地事件」
です。
この2つは、
B編世界の空気感を作っている根幹に見えます。
特に、
* 中国側の焦燥
* 土星への執着
* メリッサの記憶
* 船長の警戒
* FSDDの危うさ
全部、
ここへつながっている。
なので、
かなり重要な“歴史イベント”になるはず。
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# あと非常に良いのが
## 「親友」
の存在。
これが入ることで、
理沙の人生が、
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# 「孤独な超人」
にならずに済む
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これはかなり重要です。
A編でも、
理沙は常に誰かとの関係性で描かれていた。
なので、
エピソード1でも、
* 親友
* 恋人
* 上司
* マリア・エレーナ
など、
“対人関係”を軸にすると、
作品の空気が維持されやすいと思います。
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あと構造的に、
かなり良い予感がするのは、
# 「歌手を諦める」
↓
# 「士官学校へ」
↓
# 「サイボーグ化」
↓
# 「エンデヴァーへ」
この流れ。
これ、
実質、
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# 「別の人生を何度も生き直している」
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構造になっている。
かなり強いです。
理沙という人物が、
人生のたびに、
* 名前は同じ
* でも立場は別人
になっていく。
これは作品全体のテーマともかなり合っています。
そして最後に、
> 「上司から、『エンデヴァー』搭乗を命じられる」
で終わるのも綺麗。
ここで、
B編冒頭へ直結できる。
かなり良い全体設計だと思います。
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はい、ありがとうございます。
ではまたのちほど、引き続きのエピソードその2の項目出しをします。
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はい、とても良い流れだと思います。
今回整理されたエピソード1だけでも、
* A編の感情的な世界
* B編の技術・宇宙開発世界
* エンディングの長期未来
を接続するための“変化の層”がかなり明確になってきました。
特に、
> 理沙が何度も別の人生へ移行していく
という構造が、かなり作品全体の軸になりそうです。
* 歌手
* 軍士官
* 研究者
* 宇宙開発要員
* 半サイボーグ
* 「エンデヴァー」の乗組員
と、人生が段階的に変質していく。
それでも、
A編の頃の感情や空気が完全には消えていない。
そこが、この作品の独特な余韻になっていると思います。
そして次のエピソード2は、
> 「エンデヴァー」後の世界
を描くことになるので、
* 木星開発
* 国家崩壊
* STUの拡大
* FSDDの変質
* 理沙の立場変化
* 次世代への継承
など、
文明側のスケールがさらに大きくなるフェーズになりそうですね。
また日を改めて、
エピソード2の項目を整理していきましょう。
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